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宰相の条件―今、日本に必要な品格と見識 (祥伝社黄金文庫)

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2007.10.16 Tue
夜のお食事が政治活動なのか?
 福田政権は嫌々ながらも公明党と世論に引っ張られ、政治資金収支報告書に1円以上の領収証添付とその公開を義務付けざるを得なくなった。
 ただし、いまだに政治活動の自由という点から、領収証の公開方法については慎重な姿勢を崩していない。しかし、連立している公明党は強硬姿勢だ。生き残りをかけた次の選挙に向けてクリーンなイメージを出したいらしく、今までの自民党との妥協路線捨去り、自民党にプレッシャーをかけ続けている。
 私が何度も主張しているが、政治家はなぜあれほど会食しなければならないかと言うことだ。
 例えば世耕議員のブログを見れば、様々な懇談会や情報交換会がでてくる。まさに政治は夜動くのかという印象を持ってしまう。政治家の政治活動の自由とは、会食費、冠婚葬祭費、政治活動の裏金などを、今まで通りルーズに使いたいということだとしか思えない。
 しかし忘れないで欲しい。政治家の活動には政党交付金という税金が入っているし、例え自らが集めた金だとしても、税金免除されているのだ。従って、お金の透明性が求められるのは当然のことだ。
 政治家は料亭に行ったり、ホテルで高級料理を食べたり、政治資金で庶民では考えられない生活をしている。もちろん政治活動と称しているが怪しいものだ。財界の人間、マスコミの人間、官僚などとの会食が政治上、どれほど必要なのか疑わしい。
 もしもどうしても必要ならばポケットマネーで行けばいい。それが政治家の信用を取り戻すためには一番の方法だ。
 この際、会食は一人5千円までならば政治活動費から支出できるが、それ以上は禁止するといい。そうすれば無駄な会食が減る。政治家対マスコミ、政治家対財界、政治家対官僚、すべてをガチンコ勝負にすればいいのだ。
 夜の会食で談合していては、政治の緊張感がなくなってしまう。なくなれば、政治家はもっと政策に通じざるを得ないし、健康にもよい。
 税金も入ったお金で、酒を飲まれたんじゃ、正直って国民は納得できないのだ。教育費で四苦八苦している家庭に外食の余裕などないことを政治家も知るべきだ。
 政治家が自分の子供に世襲させたいような美味しい商売であってはならないのだ。家業になるような甘い体質を打破するためには、政治家の金を透明化し、自らの個人的な費用に流用できないようにするべきだ。
 そうすれば、政治が変わる。
 前述のように、全てを含めて一人五千円以下とすれば、夕食ではなく、朝食で会食し、情報交換するようになる。国会が始まる前にホテルで朝食をとりながらの情報交換であれば、国民は文句を言うはずがない。企業だってそうしているところは多い。。
 政治家の会食はブレックファーストで決まりだ。
 さて、再び領収証の添付問題に戻るが、自民党と公明党で領収証の添付と公開が合意されたが、これに騙されてはいけない。公明党は全部公開という意見だが、福田首相は、必要ならば第三者の意見を求め、公開するか否かを決定するとか訳の分からないことを言っていた。しかし、今までと違った公明党の強い姿勢にさらなる譲歩を迫られた。
 だが、自民党の古狸たちはまだまだ諦めていない。自分たちに都合の悪い法改正を実質的に骨抜きにしようとしてる。自公両党の協議で原則公開となったが、「行政コストの肥大化への配慮」も必要という一文が自民党によって加わった(12日、自民公明の政治資金の透明化策を巡る作業部会)。
 まだ自民党は懲りずに実質的骨抜きの道を探っている。このような細工は、自民党4役に入った古賀氏や森元首相、青木元参議院会長などの老かいな議員の得意技だから気をつけなければならない。
 後は民主党の頑張りにかかっているが、実際のところ民主党にも公開したくない議員がいるだろうから、最終的にどこへ落ち着くか分からない。与野党問わず古いタイプの政治家には自分に都合のよいことだけ頑張って、国民の方を見ていない人が多いからだ。
 この領収書をまったくガラス張りでクリーンにしてしまえば、政治家が私腹を肥やすことが難しくなる。そのためには行政処分も含めた権限を持った機関による監査体制の確立も必要だ。不正な支出があれば、議員から返還を求め、場合によっては刑事告発する。そのくらいのことをしなければ、政治家が、国民に教育改革やモラルを説けるはずがない。

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テーマ:これでいいのか日本 - ジャンル:政治・経済
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