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| HOME | 2007.10.12 Fri追い詰められた人類(1) 人口爆発こそ最大の問題だ
地球環境悪化=地球÷(人口増加×豊かさの追求)
豊かさを追求する現代社会の大前提は「経済活動は拡大し続けなければならない」ということだ。 GDPが実質、何パーセント成長したかということが、この消費社会の重要な指標となっているが、果たしてこのまま経済成長を続けるだけの余裕が地球環境に残っているのだろうか? 大いに疑問だ。
経済成長が続く限り、分配する富は増え続けるが、このグローバル化の時代にいったんマイナス成長に入れば、経済が一気にシュリンクするという恐怖に私たちは取り付かれている。しかし、同時に今までのような成長モデルが地球という有限空間において、いつまでも続くことはあり得ないことも知っている。
地球規模で経済成長を継続するためには、安価にエネルギーを購入し、製品を多く生産・販売し、市場を拡大させていくことが必要だ。化石資源を採掘し、エネルギーとして消費したり、石油化学製品を大量生産したりする。また熱帯雨林を大量伐採してバイオエタノール生産するサトウキビ畑に変えたり、工場廃液を海洋に垂れ流したり、環境悪化は当然のこととして無視し続けてきた。 市場経済の世界にとって、市場の拡大=需要の拡大が大前提であり、この自転車のペダルを踏み続けることが、豊かさを手に入れるための至上命題だ。 人口増加が続くと、世界の生産と消費のサイクルがどんどん肥大化する。しばらくの間、肥大化したサイクルは回り続けるが、地球環境の悪化による気候変動によって、サイクルの維持が難しくなり、いずれ完全に崩壊する。 世界人口を調べると、 紀元0年 約2億人 1900年 約20億人 1987年 約50億人 1999年 約60億人 2007年 約66億人 というように猛烈な勢いで増加している。 今では一日に約20万人という恐ろしいペースで子供が誕生している。驚くことに、毎日、ちょっとした地方都市が誕生している状態なのだ。 このような爆発的人口増加の弊害は、1972年にローマクラブが発表した「成長の限界」という報告書で、すでに指摘されていた。それから30年余り経過したが、人口問題はいっこうに解決していないばかりか、悪化の一途をたどっている。 温暖化防止のため、私たちのライフスタイルを変えるとか、省エネを進めるとか程度の対応では、どうにもなりそうにないことが、北極海の氷の急激な減少で分かってきた。 北極海の氷の減少は、元々浮かんでいるものなので水位の上昇に影響を与えないと言われているが、氷の減少はそこだけにとどまらない。 グリーンランドという陸地の上の氷河が溶ければ、何メートルもの海面上昇が起こる。そうなれば、地球上の多くの平地は失われ、人類がすむ場所が少なくなり、農業生産に適した肥沃な台地が急激に減少する。 地球を再び安定状態に戻すためには、地球上の人口を一刻も早く減少サイクルへ持って行くしかない。炭酸ガスの排出を抑えるといっても限度があるし、食料生産のためにどんどん森林を伐採するという状況が加速されると、いくらエネルギーを節約しても、吸収能力の減少と相殺されてほとんど意味がなくなってしまう。 難しいのは現代のように貧しい国家が多い状況になると、教育環境も整備されず家族計画などほとんど絵に描いた餅に等しいことだ。ではどうすればよいのか? はっきりって打つ手なしの状態だ。地球村には物事を決定するシステムが欠如している。国連はあるが、利害調整やちゅとした紛争解決しかできない。第二次世界大戦の戦勝国が作った国連が、世界最高の決定機関として機能するなどとても考えられない。人口爆発が続く発展途上国に誰も人口を減少させろと強制できない状態だ。 中国は早くから人口を減少させるため一人っ子対策をとっている。それでも人口は、現在の約13億人から、20年後に15億人となり、やっと減少に転じるという見込みだ。まだまだ地球への付加が増加していく状況に変わりがないのだ。 そうなると悲しいシナリオが待っている。 地球環境の激変→旱魃・洪水・自然災害の多発→食料生産の減少→南北格差の拡大→テロの活発化→戦争 もしもこのようなストーリーで未来が進むとしたら、人類は血で血を洗う恐怖の戦争に突入するだろう。そうなれば、もはや国際社会に秩序などない。 その時、日本はどうなるのか? タンカーはテロに襲われ、石油が奪われる。もしも食物自給率が低いままであれば、国内でも食料を求めて略奪が起こるかもしれない。 他にも可能性として、地球温暖化が地球のバランスを崩すことによって大地震が頻発するかもしれない。火山の噴火が相次ぐかもしれない。何らかの原因で海底に閉じ込められたメタンハイドレードが大気中に噴出すかもしれない。そうなれば、日本だけでなく地球は地獄の様相を呈する。 人間は餓鬼に変身し、神様も仏様もない世界となる。 願わくば、そんな世界がやってきて欲しくない。
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