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はらみころ

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ボンボン政治家ばかりの日本!!
このままでは日本が終わってしまう!?

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宰相の条件―今、日本に必要な品格と見識 (祥伝社黄金文庫)

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2007.10.10 Wed
人間の質が劣化している(2)
 人々の都会志向が強まっているように感じる。都心の地価は上がり、地下鉄に直結するような高層マンションに人気が集まっている。規制緩和によって、容積率が緩和され大規模マンションが建てやすくなり、教育環境、文化、便利さや効率を求める人々が都市部に居住しようとする流れが強まっている。
 その根本を探っていくと、グルメ、ファッション、住居など、外面的なものへのこだわりが強い現代日本人の傾向が見えてくる。
 拝金主義者は否定する。「日本人よりも、もっとイラン人の方がすごい」「いやもっと中国人の方が拝金主義にまみれている」「それらに比べれば日本人などたいしたことがない」
 実際、そうなのかもしれないが、以前の日本人と今の日本人を比べると明らかに違っていることは確かだ。
「金を儲けて何が悪い」というホリエモンが喝采を浴び、村上ファンドが敵対的な買収を強行した。その時には、法律に反してないのら、何をしてもいいという風潮が世の中に蔓延していた。結果的には、粉飾決算やインサイダー取引で逮捕されたが、本人たちが反省している様子はまったくない。
 もしも、この世に「品位」という言葉が存在するとしたら、二人とも品位に欠けていたのだろう。私がここで言う品位とは、家柄とか、金持ちに生まれたとかではない。そのような外面的なものではなく、内面の品性=「人のために」とか「社会のために」という気持ちが強いかどうかだ。
 いくら、経済的に余裕があり、色白で美しく、使う言葉がきれいでも内面の品性があるとは限らない。豊かな富を自らのためだけに使うのであれば、暴飲暴食を重ねて太った成金と何ら変わりがないのかもしれない。
 金の流れをじっと見ていれば、水が高い所から低い所へ流れるように、だいたい金のあるところに金が集まっていくのが分かる。しかし、よく考えてみれば、金儲けができるのは、国民の納めた税金で整備したインフラがあるからであり、汗水垂らして従順に働く人がいるからである。
 事の真偽は定かでないが、マリー・アントワネットは、国民が食料に困窮している時、「パンがなければお菓子を食べればいいじゃないの?」と語ったことが伝えられている。そこまで脳天気ではないにしても、代々続く富豪は、金の流れの原則からすれば、金のなる木を持っているに等しい。せめても、自らの幸運に感謝し、財産の一部を使って慈善事業をするのが当然の務めだろう。
 拝金主義と容姿・ファッションに対するこだわりは完全にリンクしている。金さえあれば、何でもできる。美しさがあれば、金持ちをつかまえられる。そんな浅ましい考えが社会に蔓延し、それにつけ込んだ美容整形が盛んになっている。
 昨日も美容整形の番組が、ゴールデンタイムに放送されていたが、外面的な美しさを手に入れれば、本人の不幸せを解決されるような幻想を視聴者に与えている。美容整形すれば、他人の態度が変わるかもしれないが、それが新たな人間不信につながらないか? いずれ歳をとって整形が崩れてきたときにどうするのか? コンプレックスを抱えやすい本人の性格が変わらずして、本当に幸せになれるのか? 整形が流行することで、金さえあれば何でもできるという幻想を子ども達に与えるのではないか? 本人の気持ちは理解できても、テレビ番組で放映するのはやり過ぎではないのか?
 たくさんの疑問が湧いてくる。
 拝金的な志向が強まると、寂しい田舎よりも都会志向が強まるのは当然の流れだ。田舎にいても外面的な興味を満たしてくれるものが、ほとんど何もないからだ。
 そういう志向の変化だけとは言い切れない部分もあるが、へき地の医者不足は深刻さも都会志向の強さと関係している。地方自治体が医学生にへき地勤務を条件として高額の奨学金を出しても、受給者が少ないのが現状だ。
 裏返してみると、医学生の家庭のほとんどが、高額の授業料を払うことのできる裕福な家庭出身だと推測される。裕福な家庭で育った医者がわざわざ田舎に行って、相談相手もいない中でのリスクのある医療を実践するとは考えにくい。社会への使命感よりも、豊かさや安楽さを守ることが優先される世相を反映している。
 そうは言っても金がないのは悲惨だ。
 国全体が貧しく社会保障が充実していない国々の庶民はろくな医療も受けれれない。そうはなりたくはないのが本音だ。経済面ではメガコンペティションと呼ばれる世界的な競争があり、日本が負ければ大変なことになるのは分かっている。しかし、割り切れないことが多すぎるのだ。市場経済市場主義でグローバル経済が進むと、世界はいずれ、ほんの一部の金持ちとその他の貧乏人になってしまうのは明らかだ。富が富を求めて、世界中を自由に動き回わることのできる世界では、お金を持っている者と、そのお金に近づくことができる者しか豊かになれない。もともと地球に70億人もの人が分かち合う富は存在しないし、物質的な欲望を極限まで追求すれば、地球環境が回復不可能まで悪化するのは目に見えている。多くの人はそれでも人より豊かになりたいと思っている。
 この矛盾をどう考えたらいいのか。もはや理解不能に近い。

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テーマ:これからの日本 - ジャンル:政治・経済
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