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虚像に囚われた政治家 小沢一郎の真実

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はらみころ

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ボンボン政治家ばかりの日本!!
このままでは日本が終わってしまう!?

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宰相の条件―今、日本に必要な品格と見識 (祥伝社黄金文庫)

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2007.10.08 Mon
人間の質が劣化している
 信頼すべきはずの教頭先生が少女のわいせつ写真を撮影していた。その他にも教員のわいせつ行為、現職警官による犯罪の多発、公務員による年金の横領など、日本はまるで、混沌とした発展途上の国のようにモラルが崩壊し始めている。
 いい年をした管理職の教員が、少女をたくみに口説いて、みだらな行為をする。他にも教師のわいせつ行為が毎日のように新聞やネット・ニュースを賑わせる。一般市民は何度も同様の事件を耳にし、その度に私たちの感度は衰え、どんどん鈍感になって行く。
 別に教員だけではなく、警察官がストーカー殺人をしたり、市区町村職員が年金横領をしたりと、より高いモラルが求められるはずの公務員があたりまえのように犯罪事件を起こしている。
 少年少女のセックスはもはや驚くことではなくなり、その反動として静かにエイズが広まっている。不思議なことにこの世界は、快楽を追求すれば反動、すなわちしっぺ返しがやってくる。
 別に宗教的な見地から言っているのではないが、マクロの眼で見れば、自分でまいた種は自分で刈り取らなければならない因果応報は避けられないようだ。
 個々の人間レベルでは、快楽の追求と実現は、法律の範囲内であるならば、何ら批判されるべきものではない。莫大な利益を生む株の売買においてもインサイダー取引でなければ、いかに投機的な取引で莫大な利益を得たとしても、モラルを問われるようなことはない。しかし、この投機的な動きが、マクロになってくると様相が違ってくる。個人の利益の追求が集まり、大きな一つの流れになると世界経済を混乱に陥れるほど強い力となり得る。
 地球温暖化は同様のいい例だ。現代社会では個人が豊かになる権利は誰もが侵害できない権利と考えられている。だから少しでも豊かになれば、競って冷蔵庫を買い、テレビを買い、パソコンを買い、そして自動車を買うようになる。しかし、中国やインドのような多くの人を抱える国が贅沢をし始めると事情が違ってくる。
 膨大な資源やエネルギーが消費され、地球温暖化や環境破壊が爆発的なスピードです進むが、困ったことに、20世紀に急激な経済発展を遂げた先進国が、今さら、発展途上国に豊かになる権利を制限するように求めるのは説得力がない。従って、多少の温暖化規制はあったとしても、このような状況下で温暖化がストップほどの世界的な環境保護政策が実施されるとは考えにくい。すなわち人類が蒔いた種(地球温暖化)は、何らかの形(気候の急変、戦争、飢饉など)で人類全体に降りかかってくる。
 人間にとって安楽な生活の追求は、セックスなどの快楽の追求とのように本能的な欲求のように思える。快楽の追求は、満足の限度がない。経済的、肉体的な制限を受けるが、精神的には止めどもない。もしも個人の欲求を最大限に追求したならば、共同生活は成り立たない。当然、そのためのモラルがあり、法律があるのだが、社会の共通の価値観であり、規範であるはずのモラルが怪しくなっている。
 モラルは、いつの時代にも一定ということはあり得ないし、国や地域によっても異なるから、一概に善し悪しを論ずることは難しい。しかし、モラルが急激に崩壊(変化と言ってもよい)するのには、何か社会的、経済的、政治的な背景があるはずだ。
 それでは、日本では何が変化し、モラルが崩壊しようとしているのか? 
 戦後、もっとも市民生活に影響を与えたキーワードといえば「豊かさ」と「平和」ではないだろうか? この二つの動きと価値観が人間の深層や社会の深層に大きな影響を及ぼしている。
 私たちは豊かさによって、安楽さと痛みの少ないを生活に入れた。汗を流して肉体労働する機会は、便利な機械の導入によって劇的に減った。医療の発達により、痛みを感じる機会は減ったし、社会全体が、インターネット、テレビによって動かされ、体で覚え、人との摩擦によって性格や思考が形成される機会が減っていった。
 そして平和も同様に私たちから、危機意識や痛みを奪い去った。別に戦争を肯定しているわけではないが、戦争のような大きな危機は、人間に人間の存在を考えさせ、共同体、絆などの価値を再考させる。病気も同様で、死の危機に瀕し、愛情、友情、虚しさなどの人間の奥底にある感情と価値の重要性に気がつくことが多い。すなわち危機が全てマイナスではないというのが、この世界の奥深さだ。
 世の中が、豊かになり、平和になるにつれ、幼い頃に、肉体と肉体がぶつかり合うようなケンカが減った。そのため、思秋期のケンカに限度がなくなってしまった。過剰な暴力によって死に至らせることの重大性、恐怖、生命に対する畏怖の感覚を持たずにケンカし、その結果死に至らせる。しかし、本人が人を死に至らしめることの重大性に気がつくのは、ずいぶんに後になってからのことだ。
 では、どうすればよいのか?
 地域共同体の形成であることに異論を挟む人はあまりいないだろう。しかし一度失われてしまった地域共同体を復活するのは難しい。昔の共同体は、農林業業での協力、地域の清掃、いざというときの助け合いなど、ギブアンドテイクの関係を前提としてた。国家全体が労働集約的な産業に依存していた時代の産物でもあり、現代社会で復活させるのは無理な話だ。
 それでは現代社会にも必要な共同体とは何だろうか?
 筆者が考えるのは、
 ○地方自治体の財政難を助ける「まちを綺麗に住みやすくするボランティア活動」
 ○地域の安全(子どもの安全を中心に)を守る「地域の安全ボランティア活動」
 ○高齢者、障害者など社会的弱者を地域社会に取り込む「いぎがいボランティア活動」
 など、
 いわゆる新しい価値観に基づくボランティア活動を基盤とした地域活動だ。もちろん戦前のように強制であってはならない。あくまでも親切にされた人が、お返しとして自発的に活動に参加し、それが発展していくという形のボランティア活動だ。その中で青少年を育成し、大人も人間的に成長していくシステムだ。
 このようなボランティアの価値観が地域に根づけば、地域はもっと住みやすく、緩やかで疲れない連帯を持つようになるのではないか。
 今こそ、日本人一人ひとりが崩壊するモラルについて真剣に考えるときに来ている。

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テーマ:これでいいのか日本 - ジャンル:政治・経済
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